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火砕流と溶岩流の違いは何?カンタンに解説します!

 

火山が噴火すると発生する火砕流や溶岩流。

この二つの違いって、よく分からないですよね。

 

マグマはどっちのことを指す言葉なの?

火山が噴火すると、火砕流や溶岩流って必ず流れるの?

 火砕流と溶岩流だったら、どっちの方が危険?

 

 

などなど、今回は火砕流と溶岩流についての疑問を解消!

 

 

二つの違いも分かりやすく簡単に説明します。

 

 

溶岩流はマグマ!では火砕流とは何?

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溶岩流とは簡単にいうと、

火山の地下にあるマグマが

噴火によって地上に流れ出たものです。

 

 

そして火砕流とはガスや火山灰など、

火山から飛び出した溶岩以外のもののことなんですよ。

 

 

 

噴火した火山の映像を見ると、火口から表面は黒くて、

所々赤い溶岩(マグマ)が見えている、

泥状のものが流れてくることがあります。

 

 

あれがまさに溶岩流なんですよ。

 

 

そして、火山が噴火すると、煙や有害なガス、

細かい石なども噴出されてきますね。

 

 

それこそが火砕流と呼ばれるものなんです。

 

 

更に簡単に説明すると、

溶岩流はドロドロと流れ出てくるもので、

火砕流は火口から飛び出してくるもの、

ということです。

 

 

同じように思えますが、

実は似て非なるものだったんですよ。

 

 

実際に火山が噴火した場合、

火砕流と溶岩流、

どちらが危険なのかというと、

意外にも火砕流の方なんですね。

 

 

一見、溶岩流の方がマグマが

流れ出てくるわけだから、

すごく危険な気がしますよね。

 

 

 

でも、火砕流は有毒な火山ガスや、

約200℃もの高温の熱風も含んでいるんですよ。

 

 

 

それらをもし吸い込んでしまえば、

のどや肺、気管支も火傷などのダメージを受けてしまうし、

火山灰を吸い込めば、呼吸困難にもなってしまうんですね。

 

 

もちろん石つぶても飛んできます。

 

 

しかも火砕流は流れてくる速さも、

時速100㎞を超えることもあるんですよ。

 

 

これは土石流よりも

非常に速いとされる速度なので、

かなり危険なんですね。

 

 

火砕流に巻き込まれたら、

命はまず助からないと言えるでしょう。

 

 

そのため、とにかくを守りつつ、

ガスや熱風を吸い込まないように、

ハンカチやマスクで顔を覆って、

とにかく避難することです。

 

 

ちなみに、溶岩流がもし発生したとしても、

比較的速度が遅いので、

近付かなければそこまで危険ではありません。

 

 

つまり、火山噴火で

最も注意しないといけないのは、

火砕流だったんですね。

 

 

今後のためにも覚えておいてください。

 

 

火砕流と溶岩流が発生する仕組み

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火山の地下にあるマグマが地上にドンドン上がっていくと、

溶岩ドームというものが作られます。

 

 

溶岩ドームは地下から上がってきた

マグマが地上で冷えることにより、

生成されるものなんですよ。

 

 

ところが、次から次へとマグマが上がってくると、

溶岩ドームに割れ目ができてそして崩れてしまうんですね。

 

 

溶岩ドームが崩れてしまうと、

噴火口で溜まっていた

火山ガスや灰などが勢いよく噴き出して、

岩石を巻き込み、

熱風を伴って流れ出てきます。

 

 

こうして火砕流

発生してしまうんですね。

 

 

また、噴火口からマグマが溢れてしまうと、

今度はそれが溶岩流となって、

火山帯斜面をゆっくりと

流れ出てしまいます。

 

 

これが火砕流と溶岩流が発生する仕組み。

 

 

溶岩ドームや火砕流については、

下記のURLのサイトにある動画を見れば、

より分かりやすと思うので、

ぜひ参考にしてみてください。

 

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401239_00000

 

 

火砕流でも溶岩流でも、

どちらもすごく危険だし、

怖いですよね。

 

 

特に火砕流は吸い込むだけでも、

ものすごく人体に影響があるし、

命に関わるので、

噴火が発生したら

とにかく気を付けなければいけません。

 

 

まとめ

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溶岩流は地上に流れ出たマグマのことで、

火砕流はガスや灰が熱風を伴い

岩石を巻き込みつつ、

勢いよく流れ出るものです。

 

 

特に危険なのは火砕流

 

 

有毒ガスだけでなく、灰や高温の風も含まれるので、

絶対に吸い込まないようにするべきです。

 

 

噴火が発生したら、ます火砕流に注意しましょう。